お知らせデス。

2011-09-02 21:19:00

CINEMA DUB MONKS いよいよ11日!!

今回はとりかぶと自然学校のバックミンスター・フラーのドームハウスでの特別ライブになります!
夕方からゆっくりと場所と自然を満喫しながらのイベントですよ!

 CINEMA DUB MONKS を知ったのは、2005年に写真のジャケットの2ndアルバムを聞いてからでした。一発で大好きになり、まさかその後仲良くなれるとは思ってもなかったのですが。笑

去年佐世保のお寺でのライブも最高でした。モンクスの真骨頂はその場所、お客さんも含めた即興の演奏。ガンジーさんのウッドベースと大穂くんのフルートやハーモニカなどなどが、スクリーンに映し出された映像と共に、時には静かに、ときにはエモーショナルに、一つの物語を紡ぎます。


※以下プロフィール

CINEMA dub MONKS

 

1999年沖縄にて、曽我大穂(flute,harp,taperecorder,etc,,,)と、ジャズ・ベーシストのガンジー西垣を中心に結成。

物語のある音楽をテーマに、フルート、ウッドベース、ピアニカ、テープレコーダーなどの楽器と、
各地でフィールドレコーディングした音を絡ませた即興演奏からなる〈会話〉と〈情景〉を想起させる

スライド映像により、〈一本の映画〉のようなライヴ空間をつくりだす。


四度の欧州ツアーや、大型フェスティバルに参加するなど、多数の観客を魅了。

また、【ハナレグミ】【二階堂和美】【おおはた雄一】【首里フジコ】など、様々なミュージシャンのレコーディングや、ライブサポートメンバーとしても活動している。

2002年、スペインの都市バルセロナに生活拠点を置き、6ヶ月間ヨーロッパ各地での演奏活動。

2004年、英国のレーベルSoftlyよりアナログ盤をリリース。5月には1stアルバム『TRES ~ sometimes on a fieldkickin'a ball』を国内にてリリース。7FUJI ROCK FESTIVALに出演。二度目の欧州ツアー。

20052月、那覇の前島アートセンターにて、地方都市の視点から 音楽・アート・文化の接点を探る試みとして、企画展『リスボン/バルセロナ/沖縄~美術・音楽・地方都市・シネマダブ モンクス~』を開催。
同展にて欧州ツアーの模様をおさめたドキュメンタリー映画「うみべの街のはなし」を公開。
11
月には東京渋谷でのライブ模様を収めた2ndアルバム『cinema,duo』をplants/RD RECORDSよりリリース。



2007 1年半の活動休止。

200910月、七人のゲスト(ワダマコト,CaSSETTE CON-LOS/芳垣安洋,ROVO BOSE,スチャダラパー/永積崇,ハナレグミ /辻コースケ KOO,Black Bottom BrassBand/上運天淳,KINGDOMAFROCKS)を招き、
4
年ぶりの新作アルバム『永遠と一日』レーベル Monogatariよりリリース。



20105月、荒吐ロックフェスティバル出演。 9月に小説家いしいしんじ氏を招き、音楽と小説を即興で組み合わす連続公演を行う。

2011年5月、センスオブワンダー出演。6月から、3年振りの欧州ライブに出掛ける。



で、そのライブがどんな感じか一番伝わるのが、クラムボンの原田郁子さんの言葉。

2nd album   "cinema,duo"  ライナーノーツより

 

ダイホたちのライブをはじめて観たのは、
下北沢のちいさな店だった。

そこには、静かな興奮が集まって。
これから、なにかすごいことがはじまるぞ。
というヨカンに満ちていた。

そして、その日のライブの衝撃を
わたしは忘れることができない。
はじまりとともに。
真っ暗やみにされて。
わたしたちは、視界をうばわれた。
カラダごと、耳になって目になって・・・
なんだこれはー!

気が付いたら。
映像は、白いスクリーンをとっくにはみだして、
しらない女の子や男の子の背中やら顔にも。
大胆に、雨が降り注ぐ。

その光景は、今でも目の裏に
焼きついているんだけど。
まるで、目の前が映画だった。

だんだん静かになってゆく瞬間。
マイクで拾ったスピーカーの音が、
生音だけになる。

気配や息づかいやシルエットまで。
空気に触れて形をかえる。

つーんと耳をすます。
すると、だんだん空調の音が
フェードインしてくるのがわかる。

そのうちに、
誰かが鼻をすする音。
厨房の冷蔵庫のぶぅーんって音。
外を走る車の音。
自分の服がこすれる音まで。聴こえてくる。。。

そこにあるすべてが、音楽だった!
こんなことがあるんだあああ!!!!!
わたしは、ふるえた。

彼らは多くを語らない。
ひとつになろう。とか
みんな一緒に。とは言わない。

それぞれが、それぞれのままでいい。
だから、わたしたちは
だんだんひとりにかえってゆく。

それは確かに、映画をみるときと
ちょっと似ているかも。
でも、それよりさらに生々しくて
鼻をつくような人のにおいがする、、、
濃い時間だった。

あまりのことに。
ライブが終わったあと、わたしは抱きあった。
わあわあ言いながら、泣きそうになりながら、
そばに居た人たちと、抱きあった。
そして、ともに喜びあった。

シネマ。 ダブ。 セロニアス・モンク。

好きなモノを3つ。
バンド名にしたんだって。
この3つをぽーんと浮かべてみたら。
みんな 黙る。ということをよぉく知っていた。

沈黙。
次の言葉を待つ。ということ。
沈黙。
時に、しゃべるより雄弁になにかを語る。ということ。

それを音楽でやろうとする彼らは、
やはり、めちゃくちゃにかっこいい!!!

渋谷で、ライブ音源を録ると聴いて。
久しぶりに観にいくことにした。

はじまるまえ。
わたしは、友達や知り合いと
偶然会ったりしながら。
ビールを呑んでいたんだけど。
シネマダブモンクスのライブで会えた。ということは
なんだか、特別うれしいもんなんだ。

本番直前。
ダイホとガンジーさんと映像の石川さんが。
階段の上で打ち合わせをしていた。

なんて言ってるのかは、聞こえないけど。
3人が話してる姿が。
なんだか、写真に撮りたいくらいよくて。
しばらく、ぼーっと眺めていた。

きっと、またあたらしい音が
聴こえるにちがいない。
今日の音が、これから鳴るんだろう。

ほろ酔いで、彼らがはじめるのを、
待っている。
でも。
誰もせかす人はいないから。
みんな、それぞれにくつろぎながら。
その時が来るのをゆっくりと待っている。

原田郁子   クラムボン 』


CINEMA DUB MONKSのライブは、毎回毎回新しい物語の上映会です。
是非皆様のお越し、お待ちしております!!

※御予約はwaranayaCafe ℡0957-50-2276まで!!定員に達しましたら募集を終了いたしますので、御予約はお早めにお願い致します!